森林は二酸化炭素をとどめ、酸素を作り出す最大の自然工場です。自然環境が破壊され、世界のあらゆる国々では様々な異常気象が出ていることは周知の事実です。 木材はカーボンニュートラル・カーボンオフセットの観点からも、無くてはならない資源であることは世界中のみんなが知っていることです。
東海木材では自社の社有林を定期的に間伐や枝打ちをして、この豊かな自然環境を守り、また山とともにあゆみ未来の子供たちへ残していこうと取り組んでおります。21世紀はふたたび国産材に注目が集まっております。50年、100年先へと東海木材では木材流通をとおして、皆様に喜ばれ必要とされるよう、自然環境に貢献できる企業であり続けます。

東海・エコドライシステム、国内クレジット制度

エコドライブシステム

聞きなれない言葉ですが、簡単にいうと、木質焚きボイラーの廃熱を利用した二次乾燥室です。
 現在、木質焚きボイラーを使い、2基ある乾燥機へ蒸気を送っておりますが、どうしてもその過程でボイラー水冷部の熱は、外気へ放出されております。「これは、もったいない、なんとか現状の環境で熱利用できないかな・・・」と、思い考えついたシステムです。 構造は簡単でシンプル、温まった水冷部の水配管を、ハウスの中に張り巡らし、その配管から出る熱をハウス内に放出させて温める仕組みです。水冷部の熱はハウス内に放出され温度が下がり、ハウス内はその熱で温まり、化石燃料を必要としません、一石二鳥、いや三鳥とは正にこのことですね。

国内クレジット制度とは

「国内クレジット制度は、京都議定書目標達成計画(平成20年3月28日閣議決定)において規定されている、大企業等による技術・資金等の提供を通じて、中小企業等が行った温室効果ガス排出削減量を認証し、自主行動計画や試行排出量取引スキームの目標達成等のために活用できる制度です。
平成20年10月に政府全体の取組みとして開始されました。」とあります。  そうなんです、勘の良い皆様はもうお気づきですね、弊社の二酸化炭素排出権が承認されたんです、 弊社が発行した排出権を大企業様に買っていただけるというありがたい制度なんです。弊社東海木材も環境問題に真正面から取組み、責任ある企業へと社員一同努力していきます。  

循環型社会

間伐を定期的に行うことにより、地面に日が射し、木の成長促進を高めることができます。そのため商品価値の高い木が育ちます。
弊社の社員も間伐実習により、山を守り木を育てる大切さを体験し、また素材生産者さんとの絆を大切にしております。



間伐と枝枝打ちが終わった人工林です。よく日が射していることがわかります。光合成が活発になりCO2の吸収量が増え、健康的な山を創ります。
間引きした原木も弊社の市に出品し建築材料となり、CO2をとどめておくことができます。(カーボンオフセット) 
このように「循環型社会」の実践に取り組んでおります。